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2017年1月14日 (土)

『復興キュレーション ―語りのオーナーシップで作り伝える”くじらまち”―』表紙イメージ

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加藤幸治
『復興キュレーション ―語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち”―』
(社会評論社、2017)
 
表紙は上のような感じです。中原達治さんのすばらしい装丁でほんとうに納得の仕上がりです。編集者によると、パッチワークの模様の色々が、たくさんの人を表現している印象とのこと。わたしとしては、震災関連の図書の表紙がどれも悲壮感しか感じないので、自分としては前向きなデザインがあるべきではないかと考えてきました。
●内容紹介
震災前と今を結び直す空間づくり。 町に生きる声が響き合う企画展の取り組みと、次への提言。 大震災後、コミュニティの「絆」や「記憶」の継承が盛んに論じられてきました。しかし、震災経験の違いだけでなく、人生経験の多様さをもった牡鹿半島というフィールドにあって、着目すべきは個人が紡ぎだす物語です。そのとき重要なのは、コミュニティよりも「ライフ」。つまり、ひとり一人の人生の営みや、生活の実感に対する真摯なまなざしです。 フィールドワークで、わたしが最も大切にしたいことは感受性です。相手の人生やくらしの営み、なりわいへの誇りなどの語りのうちにひそむ、人々が大切にしたいものへ深い共感を抱くこと、そしてそれをおもんばかることで見出す問いこそが、「復興キュレーション」の軸をなすものです。
●出版社からのコメント
新シリーズ「キオクのヒキダシ」2点同時刊行です。(装丁・)
第2巻『復興キュレーション』は、牡鹿半島の鮎川浜をフィールドワークとして、著者が2011年3月11日の大震災以降、文化財レスキューから始まり現在進行形で取り組み続けている企画展の報告と提言が主な内容です。町の人たちとの対話の中で地元の記憶を引き出す企画展示。著者が学生達とともに「次の見せ方」を試行錯誤する取り組みの様子を、話し言葉の文体と現場写真をふんだんに使用して再現します。博物館活動からみえる復興事業の問題提起に一石を投じる作品です。

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