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2017年1月14日 (土)

上智大学でのシンポに学生とともに登壇します。「歴史・文化の脱中央化へ向けて」 展示もあり

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 本学文学部歴史学科の民俗学実習の学生10名が、来る2月19日に上智大学四谷キャンパスで開催されるシンポジウムに、歴史学科の加藤幸治教授とともに登壇します。会場では、学生企画による文化財レスキュー企画展「博物学者ロイ・チャップマン・アンドリュースがみた100年前の鮎川」も開催し、牡鹿半島の歴史について紹介する予定です。
 2011年の東日本大震災では、本学大学博物館が被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)の一時保管施設となり、石巻市の民俗・考古の文化財の応急処置と整理作業にあたってきました。作業は歴史学科の民俗学分野の学生が担い、応急処置を終えた現在は、被災地の文化的な復興に寄与するための展示やワークショップを、牡鹿半島の石巻市鮎川浜を中心に展開しています。
 上智大学は、2011年からおよそ2年にわたって、この文化財レスキュー活動の作業にボランティアとして学生を送り続けてくれました。本学の学生との共同作業は、互いのなかで意義ある経験としてその後の継続的な関係へと結びつきました。今回は、その陣頭指揮にあたった北條勝貴准教授(日本古代史)が、モノの保全作業がひと段落ついたことを記念して企画したもので、文化財レスキュー活動に携わった上智大学の卒業生も招いてのイベントとなります。
 本学からは、歴史学科3年生10名が上智大学に乗り込み、同大学の学生ともに展示をつくって交流を深め、シンポジウムでは地域文化やアクティブに活動することの意義などについて議論することになっています。学生交流から、被災地での次の活動が生まれることでしょう。
 このシンポジウムの報告は、後日またお知らせいたします。

上智大学文学部史学科 文化財レスキュー・シンポジウム
   「歴史・文化の脱中央化へ向けて —歴史・アーカイヴズ・アートの連環—」

   日 時:2017年2月19日(日)  午前の部 9:30〜 午後の部 13:30〜
    場 所:上智大学四谷キャンパス 2号館4階401教室


《プログラム》
    9:30 開会挨拶・経緯の説明
    9:40 東北学院大学学生から「現在の鮎川と文化財レスキュー活動」
  10:20 上智大学卒業生「文化財レスキュー活動を振り返って」
  10:50 上智大学学生から「いま、私たちに何ができるのか」
  11:20 質疑応答(〜12:00)
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  13:30 趣旨説明(北條勝貴)
  13:40 報告① 北條勝貴准教授(上智大学・歴史学准教授)
    「文化財レスキュー活動と災害経験―上智大学学生ボランティアと災害をめぐる想像力―」
  14:10   報告② 加藤幸治教授(東北学院大学・民俗学)
    「語りのオーナーシップで作り伝える”くじらまち”」
  14:50 報告③ 池田敏宏 氏(公益財団法人とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター・考古学)
    「東日本大震災復興支援埋蔵文化財調査参加記 ―福島県に出向して―」
  15:30 報告④ 飯田髙誉 氏(インディペンデント・キュレーター・森美術館理事)
    「危険の分配―芸術作品が炙り出す非対称性―」
  16:20 パネル・ディスカッション「歴史・文化の脱中央化へむけて」
    上記4人に加え、上村崇氏(福山平成大学・哲学/倫理学)、
             佐藤壮広氏(大正大学ほか・宗教学)、丸井雅子氏(上智大学・考古学)
  17:25  閉会挨拶(笹川裕史 史学科長)
  17:30  閉会

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